この曲を聴くと、長い間連れ添った夫婦が黄昏時の浜辺を歩いて行く情景がなぜか目に浮かぶ。そしてサビのコーラスの部分を聴くと、大阪北港ヨットハーバーの風景と絡んで、なぜかなんとも言えない切ない気分になる。
1978年発表のリトル・リバー・バンド (Little River Band) の名曲。
外出中の空いた時間にパン屋さんのレストスペースでここまで書いたとき、偶然この曲が流れてきた。BGM用にインストゥルメンタルで創られたものらしいが、完璧にコピーされていた。 ただ、切なくも何ともなかった。
声は楽器と言われるが、いろいろな楽曲を編曲していて、曲、メロディーごとに最も合う楽器や声質があると思うことがしばしばある。この曲もやはりグレン・ショロック (Glenn Shorrock) の渇いたヴォーカルが必要で、そのヴォーカルからサビの部分のコーラスへと移るあの感覚がなければ成り立たないということなのだろう。