先日ふと思い出してYouTubeでオリビア・ニュートン・ジョン (Olivia Newton John) を検索してみた。最初に現れたのが『そよ風の誘惑 / Have You Never Been Mellow』だった。そしてそこに現れたのが、70年代後半から80年代にかけての全盛期から30年以上経過した現在のオリビアだった。そのオリビアを一目見て私は現在のオリビアに夢中になった。
『そよ風の誘惑 / Have You Never Been Mellow』
声は少し枯れた印象を受けたものの、当時とはまた異なる魅力が随所に感じられ、また当時あまりにも完璧すぎて冷たくさえ感じられた外見にも歳月を経過しての暖かみと深みが感じられた。
そもそも私はリアルタイムのころ、それほどオリビアに夢中だったわけでもなんでもない。しかし、さらにいくつかの曲を聴いていくうちに私はますますオリビアに夢中になっていった。
『アイランド・イン・ザ・ストリーム / Island In The Stream』
オリビアが軽快に登場して会場の雰囲気に溶け込んでいく感じがとても素敵。
『サドゥンリー / Suddenly』
いくつかのバージョンをYouTubeで聴くことができるが、全て素晴らしい。恥ずかしながら、この名曲を歌っていた女性がオリビアだったことを今になって知った。
中でも次の間奏のときにダンスする瞬間は映画の中のワンシーンのようにも見え、感動的でさえある。
『Grease – You’re the one that I want』
映画『グリース』のころのオリビアはひと際素敵で、当時も「オリビア・ニュートン・ジョン (Olivia Newton John) って、こんなに綺麗だったっけ?」と目を疑ったほどだった。この映画でのオリビアによって、個人的には、彼女に対して、「完璧に美しい人」という印象を植えつけられてしまった。そして、この曲や次の『愛すれど悲し / Hopelessly Devoted to You』を改めて聴くと、外見の美しさだけでは決してなく、オリビアの声と歌唱力がひと際素晴らしいことに改めて気づかされる。
『愛すれど悲し / Hopelessly Devoted to You』
尚、この曲は1978年度のグラミー賞 最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされていたようだ。
そしてこのころすでにオリビアは30歳だったということを考えると、とても切ない気分になる。あまりにも勝手な想像に過ぎないが、女性としての下り坂に差し掛かりつつもアーティストとしての絶頂期を迎えていったあたりに、なぜか言葉で表現しようのない切ないものを感じてしまうのだ。とは言うものの、私はオリビアがアーティストとして衰退していくころにはその存在さえ忘れてしまっていたのだが。
そして30年以上の歳月を経過してWebでふいにオリビアと再開。何よりも驚かされたのが次の動画で、しかも、このライブはついこの間行われたものだという。さらに近日中にもライブが行われるという。
『Olivia Newton John – Festival de Viña del Mar 2017 #VIÑA2017』
いろいろと調べてみると彼女はその後、独自ブランドを立ち上げ、実業家としての道を歩んでいたという。いろいろな苦労もあったんだろうなって、これはもまた実に勝手な想像が働いてしまう。。また、一時期は鬱病とも戦っていたという。あのオリビアが?なぜ?よくわからないし、信じられない。
そんな自由気ままな想像や想いと共に、オリビア・ニュートン・ジョン (Olivia Newton John) は、今、私にとって、最もライブで観たい、そして聴きたいアーティストのひとりだ。
また日本にも来てくれないかなぁ。。