Night To Rememberがディスコに流れていたころ

そのころ、私はマスコミ関連の仕事に携わっていた関係で、時々映画、その他のチケットを入手できる機会があった。また、取材がてら様々なアーティストのコンサートやライブに出向く機会もあったりした。そんな関係で、当時ディスコのチケットもよくいただいていた。そして私は友人たちを誘ってチケットを配り、夜な夜なディスコに通い詰めていた時期があった。

当時、ディスコではユーロビートが主流だったが、個人的には好きでも嫌いでもなく、好きなメロディーに出会うこともなかった。しかし一方で、スタンダードなナンバーも常に織り込まれていて、その中で最も好きだった曲がShalamarの『Night To Remember』だった。この曲の、宴が終わった後の寂しさのような感覚が、何度聴いても胸にくる。私は友人たちと騒ぎながらも、この曲になると密かに聴き入っていた。そして曲が変わると、また元の世界に戻っていく。

Shalamar

やがてディスコでの遊びにも飽きて私はディスコへは行かなくなった。そもそも友人たちと騒ぐのが楽しかっただけなので、ディスコが好きだったわけでもなんでもなかった。その後、友人たちはそれぞれの道を歩み、私も様々な制作活動に没頭し、仕事にも忙殺されるようになった。様々な人たちと同様、多くの愛も知り、悲しみにも遭遇した。そうしている間に気がつくとディスコ全盛の時代は幕を閉じていた。さらにその後も様々な出来事が次から次へと通り過ぎ、自分自身もとんでもないところにまで来てしまったのかも知れない。

そんなとき、ふと・・・。

黒服を着てターンテーブルを回していたあのアイドル風のDJたちは今はどうしているのだろう?
そして、DJのマスターは今もどこかのクラブで『Night To Remember』を流しているのだろうか?

LINEで送る
Bookmark this on Google Bookmarks
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>