アート・ガーファンクルが家に遊びに来る

サラリーマン時代の元同僚のN氏とあるとき一緒に飲むことになった。場所はとある街中の居酒屋。N氏はある大手企業の子会社で50人の部下を率いてがんばっているという。N氏はサラリーマン時代に、社内の陰謀によって窮地に追い込まれていた私を見放さず、最後まで味方になってくれた男だった。

やがて話が音楽の話題になり、盛り上がったところで、彼が某有名企業の創始者の息子だということを知った。まだ物心もつかないころにアート・ガーファンクル (Art Garfunkel) に抱っこされたこともあるという。全く次元は異なり、私は中学生のころ、フォークギターでポール・サイモン (Paul Simon) のギターを必死でコピーしていた人間だ。だからというわけではないが、私はそれを聞いてびっくりした。ただ者ではない雰囲気を醸し出していた男ではあるが、まさか某有名企業の創始者の息子だったとは。そしてアート・ガーファンクル (Art Garfunkel) が家に遊びに来るという日常とはかけ離れた世界にただただ驚くばかりだった。その後もいろいろな話をした後、私はN氏と別れた。私は狐に包まれたような気分で電車に乗った。

サイモン&ガーファンクル (Simon & Garfunkel)

それにしても、と私は思った。

もしもあれがポール・マッカートニー (Paul McCartney) やジョン・レノン (John Lennon) だったら、私は居酒屋の椅子から・・・・・・。

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